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事業内容

亜熱帯の気候区分に位置する沖縄県は、わが国において、熱帯や亜熱帯で頻発する感染症の前線(フロントライン)であり続けてきました。新興感染症(新たに認知され、局地的あるいは国際的に公衆衛生上の問題となる感染症)や再興感染症(かつて流行し、一時は患者数が減少したものの、近年になって再び患者数が増えている感染症)という用語が示すように、感染症対策にはこれで終了というゴールが存在せず、不断の監視と流行時の適切な対策が必要な、「古くて新しい」問題であるのです。

沖縄県では、八重山諸島でのマラリア流行とその征圧の歴史が示す通り、感染症に対して官民挙げての対策を行ってきました。科学技術の進歩が著しい昨今、最新の研究成果と感染症対策を結びつけ、県民生活の安全安心につなげる取り組みも行われており、平成27年度から始まった「沖縄感染症研究拠点形成促進事業」もそうした取り組みの一つです。

この事業は、国内外から沖縄県に流入・蔓延する可能性のある感染症の対策に関する研究を集積し、医療機関や民間機関の参入による感染症研究ネットワークの強化を行うことで、感染症研究の拠点を形成するという目標の下に実施されています*。

1.臨床・疫学研究分野(診断方法や治療方法改善など)

2.創薬研究分野(感染症予防ワクチン、治療薬の研究開発)

3.感染症媒介生物研究分野(蚊やネズミなど媒介生物に関する研究)

これら3つの分野で研究が進められており、本研究プロジェクトは【3】の感染症媒介生物研究分野を担っています。


沖縄感染症研究拠点形成促進事業(事業期間:平成27年度〜29年度)

*沖縄県公表資料http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/kagaku/documents/h27kansensyo.pdfより

事業目的

  • 今後、国内外から沖縄県に流入及び蔓延する可能性のある感染症の対策に関する研究の集積
  • 医療機関及び民間研究機関の参入による感染症研究ネットワークの拡充・強化

研究の活性化による感染症研究拠点形成に向けて研究体制を構築する

感染症対策研究事業(事業内容)

感染症研究の集積、感染症対策研究ネットワークの拡大・強化のために、以下の研究支援を実施

1)臨床・疫学研究分野

・重症化防止、診断方法や治療方法改善などの症例研究等

2)創薬研究分野

・感染症予防ワクチン、治療薬の開発研究

3)感染症媒介生物研究分野

・媒介生物(蚊、ネズミ等)に関する研究

事業イメージ